【FTP接続】無料1GBレンタルサーバー「XFREE」利用方法(そのままでは繋がらないかも)

無料の1GBレンタルサーバースペース「XFREE」というのがあるらしい。というかエックスサーバーユーザーなのにまったく知らなかった😂

WEB制作を初めたばかりの人がお試しでサイトを公開するのにもってこいのサービスですね。
私も昔、「Yahoo!ジオシティーズ」でHTML4.0から勉強していました😅

「Yahoo!ジオシティーズ」終了 「貴重な資料消えた」──ネットから惜しむ声

制作したHTML、CSS等を公開するためにレンタルサーバーにファイルをアップロードしないとなりません。通常は月々レンタル料がかかるのですが、このエックスサーバーが提供するサービス「XFREE」を利用すれば無料で1GBのスペースのサーバーにファイルをアップロードしてサイトを公開できます。

無料のレンタルサーバー「XFREE」

「XFREE」には3種類のプランが用意されています。なんと無料でWordPressを利用する事も!ただWordPressは広告が入ってしまします。また、これらは後からでもプランの変更または利用が可能です。初めからドメインを借りて一般的なレンタルサーバーを利用するつもりなのであればエックスサーバーが便利です。今回は初心者が初めて静的サイトを無料で公開する、という形式で説明します。

登録手順

まずは「XFREE」のサイトへ移動します。

無料レンタルサーバー【XFREE(エックスフリー)】

「無料レンタルサーバーご利用お申し込み」をクリック。

「個人情報の取り扱い」にチェックを入れて確認メールを送信します。

送信されたメールを受信します。

お申込みURLをクリックします。

会員登録フォームへ遷移します。

各種情報を入力し、会員登録を確定します。

ログイン画面へ遷移するのでログインします。

サーバーIDを決める

任意のサーバーIDを決めます。このサーバーIDが公開URLの名前となります。

試しに、「nakata」で利用してみようと思いましたが、すでに利用されているIDのため使用できませんでした。

試しに、「nakatadesign」が空いていました。「サーバーIDの登録(確定)」をクリックします。

「nakatadesign」としてサーバーIDが確定しました。「無料レンタルサーバー」をクリックします。

初期設定

トップ画面へ遷移します。この時点では、まだこのサービスのどのプランを利用するか決まっておりません。今回は静的サイトを公開する事が目的なので、上部の「HTML」の「利用を開始する」をクリックします。

初期設定が完了しました。再度「無料レンタルサーバー」をクリックします。

管理パネルへログイン

すると先程のHTMLの項目のステータスが利用中に変更されました。これで無事、サーバースペースの利用が開始された状態になりました。「管理パネルへログイン」します。

こちらが管理パネル内のインターフェースです。これで無事、無料で1GBのスペースが借りられました。

公開URLは「サーバーID.html.xdomain.jp」

公開URLは、先程の自信で設定したサーバーIDに「.html.xdomain.jp」というアドレスが付与された状態、つまり「サーバーID.html.xdomain.jp」というURLで公開されます。

私の場合は「nakatadesign」というサーバーIDなので、「nakatadesign.xdomain.jp」というURLになります。

ちなみにSSL(https)の利用はできないので「保護されていない通信」という表示は出たままで運営する事になります😵

FTP情報を設定

先程のトップページへ戻り、FTP情報をチェックします。

ただ、これだけだといきなりFTPソフトでファイルをアップロードできません(WebFTPは利用できます)。

記載にあるように、【アカウント名のパスワード】 ※初回利用時に [編集] からパスワードを設定をする必要があります🤭

パスワードを設定して「確認画面へ」をクリック。

問題がなければ「確定する」をクリック。パスワードは当然控えておいてください。

  • FTPホスト
    割り当てられたサーバー番号.html.xdomain.ne.jp
  • FTPユーザー名
    サーバーID.html.xdomain.jp
  • FTPパスワード
    先程設定したFTPパスワード

FTPホストは割り当てられたサーバー番号がそれぞれ皆違います。また、「xdomain」と「jp」の間に「ne」が付与されているので間違えないように。ユーザー名は、公開URLと同じ「サーバーID.html.xdomain.jp」、パスワードは今設定したばかりのものになります。

そのままではMacのFileZillaで繋がらないかも

ホスト名もユーザー名も間違っていないはずなのだが、なんどやっても繋がらない🤔

「平文のFTPのみを使用する(安全でない)」へ変更

どうやらXFREEはMacのFileZillaでFTPSやSFTPでの接続ができないらしく、FTPしか接続できないようでした。(公式には利用できるようになっている)

MacのFileZillaの暗号化部分はデフォルトの設定では、「使用可能なら明示的な FTP over TLS を使用」が選択されています。

これを、「平文のFTPのみを使用する(安全でない)」に変更。

すると「安全じゃあないけど本当のそれでいいのか君!」というアナウンスが出てきます。チェックして「OK」をします。

無事、FileZillaでFTP接続できました!🥳
後は公開したいファイルをFileZillaを使ってアップロードすれば先程の公開URL「サーバーID.html.xdomain.jp」で閲覧できます!

そのままではSVGの利用ができない

無事、利用ができたのですが。。。そのままだとSVGファイルが表示されない事が発覚しました💀

htaccessを編集する必要がある

SVGを利用できるようにするには、htaccessを以下の2行を追加する必要があります。

.htaccess
AddType image/svg+xml .svg .svgz AddEncoding gzip .svgz

これでSVGファイルも表示されるようになりました👌

初心者は「XFREE」で練習すべきか?

初めての方がとりあえずお金をかけずにサイト制作を勉強したい、というのであれば、かなりよいと思います。私も初めてサイトを制作したのは冒頭でも紹介したとおり「Yahooジオシティーズ」でした。

「XFREE」のデメリット

  • 更新手続きは3ヶ月毎に手動で行う必要がある
  • スマホやタブレット表示では広告が表示される(上記で設定したHTMLサーバーは広告が表示されない)
  • SSL(HTTPS)に対応していない
  • 容量が1Gまでしかない
  • サポート体制がない

ですが、今後も長期的にWEB制作に携わりたい、WordPressも初めてみたい、独自ドメインで利用したい、というのであれば初めからエックスサーバーをレンタルしてしまった方がよいと思います。

他のページで紹介されているように、上記の一般的なデメリットに加えて、下記デメリットもあります。

  • 情報が少ない
  • ドメインを取得しないのであれば、検索エンジンに評価されない
  • そもそもサーバーのスペックが低いので表示が遅い
  • SVGを利用できるようにするには、htaccessを編集する必要がある

「XFREE」だけでサイト運用している人がほとんどいないと思うので、そもそも情報が少ないです(今回の暗号化の設定部分もそうだし)。サイトを制作していくうちに、当然コレもやりたい、あれも試してみたい、となります。また、検索エンジンにどのようにヒットするか、なんて検証が「XFREE」だと難しいでしょう。

月額990円(税込)から、高速・多機能・高安定レンタルサーバー『エックスサーバー』

1年払いであれば300GBが月額1,100円(3年払いは月額990円)で利用できます。またドメインに関してもだいたいいつも1つは独自ドメインが「永久無料」のサービスが付いているので、ドメイン代もかからないでしょう。また、SSLが利用できるので、設定すれば「保護されていない通信」という表示もでません。

将来的にWordPressの運用も考えているのなら、初めからエックスサーバーを借りてしまって勉強する方が早いかもしれません。ちなみに今回の接続できない現象、エックスサーバーなら当然ですが「使用可能なら明示的な FTP over TLS を使用」をそのままで接続できます😤